納竿 今シーズンの渓流はお手上げだった川がカラカラすぎて あと川鵜でヤマメがやられている
渇水と川鵜のダブルパンチで川の状態が絶望的だったシーズン ポイント毎に川鵜を見ない日はなかった 最終日に知らない人と話したら上流部に川鵜の巣があるらしい…どうしよう…
山の中を藪漕ぎしながらポイントについて
離れた位置から川を見ると岸際の沈み石
まわりを上流に泳いでいく黒い奴。
でかいヤマメだな!としゃがんで姿を
隠しやり過ごしてアップで狙って
やろうかと企むも上流で顔を出したのは
川鵜。だいぶ疲れているようです。
鳥とヤマメの区別すらつかない。
雨が降って様子をみながら1日間をあけて
川に向かうも状況は渇水とさほど変わらず
なぜ?なぜ?状態。
まったくヤマメが釣れないわけではない
けど数が減っている感が否めない。
だいぶ食われてしまっている感じが
します。
釣り場で話しかけられてしゃべったり
しているとどうも中流だけのことでは
ないらしくて上流でも川鵜の被害が
凄いらしいです。
よくよく話を聞いてみると上流部に川鵜の
大規模な巣ができているらしく糞によって
植物も枯れてしまっているらしい。
いや…植物が枯れるって…
どんだけだよ!と思ってしまった。
ここ数年たまにしか見ることのなかった
川鵜がポイント毎にいて変だな?
とは思っていたのでその謎が解けました。
川の渇水だけならまあしょうがないと
思えるけど川鵜は正直ヤバいよなと
思ってしまった。
ヤマメの未来のホープが食われまくって
いるんですね。
冷静に思い出してみればそう!普段通り
ならウザいほど小さなヤマメが掛かって
しまうはずが今シーズンに限っては
少なかったです。
中型から超大型は警戒心が強いので
結構残っていたんですけどね。
釣れませんよ!警戒心ビンビンすぎて。
相手してもらえたのは中型までです。
ミノーからだいぶ離れて追ってきて
影から一切出てこない。
お手上げです。
それでも雨による少しの増水のチャンス
を掴んで出した29cmのヤマメが精一杯。
シーズン終了間際なんて酷かったですよ
雨が降ったからと喜んで川に向かうも
着いてみるといつもの水量とさほど
変わらないという…
さてどうする?と考えてみるもあちこち
の川を想像してみてもどこも変わらない
だろうなという感じです。
しょうがないので細いくねくね道を峠越え
してサクラマス観察に行きました。
雪代で遡上してきた本物のサクラマスで
ペアリング状態なので釣れるなんて一切
思ってはいませんので狙いはそれに付く
ヤマメです。
前回も居たのでもう少し大きな個体が
居てもおかしくはない。
何度もミノーを通すも反応なしです。
かくなる上はということで7gのスプーン
を沈めて巻いてくると…
いきなりズドン。
はい!わた~し日本語わかりません
なニジマスですね。
前回釣ってぶっこぬきした40cmほどの
ものよりもデカかったので目測45cm
ほどでしょうか?
興味がないのでサイズも計らず隣の
流れこみへリリースです。
来年の春に雪代で流されて下流に落ちて
誰かの口へムニエルになって運ばれる
でしょう。
それと今回行ったら追加でニジマスの
稚魚も大量に密放流されていましたね。
ヤマメの釣れない川にしたはいいが
同時にスモールとニジマスが幅を効かせる
鮎の川になってしまったね。
鮎もさほど釣れないでしょう。
良かったねポンコツ漁協さん(笑)
ヤマメ駆除した罰が当たっているんだよ。
スモールにニジマスってヤマメより
たちが悪いんじゃないの?
川に水がなく峠越えして隣県に遠征して
ニジマスとはなりましたがロッドの
テストにはなりました。
キャトルボロン2543Plusのボロンパワー
を体感できました。
良いですね投げるときよりも魚が掛かって
から発揮される設計のボロンパワー。
いや…今シーズンはもう無理なんじゃね?
などと考えていたらまた雨が降って
チャンスができたので性懲りもなく川に
向かうも着いてみるとまだ増水中で
ド茶濁りです。
これは無理だ…
帰るしかないと考えていると上流が
あったことを思い出します。
ヤマメは無理だろうが遡上イワナでも
と向かいます。
現場に着くとすでに車が停まっていました。
ですよね~みんな考えることは一緒です。
増水狙い。
あとはやるところはないので魚止めの
堰堤を覗いてみます。
あれ?人がいません。
どうやら堰堤の上に入ったようです。
だけど堰堤をやってから上に入っている
ことも考えられるので期待はもたない
ほうがよさそうです。
車をはじに寄せて停めてそそくさと
用意をして途中は飛ばして堰堤の直下
まで行きました。
雨で気温が下がってしまって寒い。
おまけで大量の水しぶき。
当然ここも増水しているので水量は
多いです。
できるだけゆっくり引いてこれる
ように重めのミノーを結んでいざ。
寒さに震えながらミノーを30分ほど
投げ続けているとだんだん魚が反応
してきました。
ちょうど朝日が差し込んできた頃
に水中で反応しているイワナを確認。
どうやら堰堤は飛ばして上に入った
ようです。
流れの強さとイワナの捕食の下手さを
考えて少しリールの巻きを遅くして
掛けました。
優しい顔つきのメスのイワナネットの中
で適当に計って41cmでした。
なんか…2匹見えたような気もしたので
リリースしてまた投げ続けてみました。
こちらはオスのイワナで37cmでした。
どちらもサッと撮影してリリース。
とりあえずは良いやつが釣れてくれた
ので安堵してリーダーを結び直して
堰堤の左側をやってみることに。
こちら側は流れが強くて速くて広がり
がない分やりずらい。
わかりやすくいえば増水している狭い
川を直アップで釣る感じです。
寒さに耐えるのが限界にきていますが
気配が感じられるのです。
重いミノーでも流れに入らないので
スプーンに変えてみるもこれも流れに
入らない。
寒さの限界を超えそうだったのでもう
どうにでもなれ!とさらに重い7cmの
ミノーに変えて投げました。
うまく流れに入って一瞬でした。
太い横っ腹がひるがえりました。
鱒だ…
上っている話は以前に聞いていたのです
が何年もチェックしていてもいつも見る
のは遡上イワナばかり。
初めて鱒が上っているのを確認しました。
まだ反応するのだろうか?と投げ続け
てみましたがその後は反応無し。
寒さも限界を超えていたので車に戻り
ヒーターホット全開で上流から脱出。
着替えて撤収しました。
休みをとって最終日と決めていた27日
川に着くも状況は相変わらず。
朝一に入ったポイントでなんか違うと
思い少し上流にきて流れを眺めて
いると知り合いが登場です。
サクラマス釣りに没頭しすぎて渓流
はほとんどやっていなかったから
最後に4日間休みをとったとのこと。
状況が悪すぎる…
今シーズンの中流の状況が絶望的な
ことを伝えると当然ガッカリした顔に。
だったらあの鱒を狙うのを提案して
みると承諾。
上流に到着し2人で堰堤直下に行くと
50cmは超えている赤い鱒が滝登りを
していました。
2人であれは無理だねと話して単体
では上っていないはずなので鱒に付く
でかいヤマメを狙ってもらうことに。
知り合いが投げ始めてすぐに尺上ヤマメ
を掛けて足元まで寄せました。
あ~良かったな!なんて思っていると
痛恨のバラシ…
その後は沈黙してしまいました。
2人で車に戻り少し話して汚くて臭いけど
増水して良い具合になっている支流に
誘ってみましたがラインを買ってリール
に巻き変えて明日に備えるとのこで
別れました。
増水したので間違いなく腰まで浸かる
ことになりますが車のところでウェーダー
を脱ぐことにしていざ。
ここも魚止めのでかい堰堤があります。
そして汚くて臭いけど大型ヤマメの
実績がある支流。
ポイント毎の深場を打っていきますが
反応無しです。
堰堤まで上っていますね。これは。
最後の堰堤手前の深場も無反応。
腰まで浸かって堰堤の深場をそろそろと
進んで核心部へ。
30分ほど粘ってミノーを投げ続けるも
反応無し。
あれ?上っていない?
だけど居る気配はあるのです。
さらに15分ほど投げ続け飽きてきたので
帰ろうかなと考えているとギラッと
ヤマメが出たのが見えミノーの操作を
調整し掛けると…
カッと微かなアタリだけ残して帰って
いくヤマメ…
あ~やってしまった…
早アワセすぎました。
最後の最後で私らしい。
サイトで掛けるのは得意なんですけどね。
これにて今シーズンは終了です。
デカかったなあのヤマメ捕りたかった。
まあ状況が状況なのでしょうがない
ですね。また来年ということで。
お粗末様でした。