渓流ルアーで使う新しいロッド着弾 またやってしまった TULALA Loira52を購入してみた
TULALA Loira52 渓流ルアーで使える?
釣りに夢中だったので今更なんですが…
またロッドを購入してみました。
発売したのは夏頃だったみたいですが在庫が残ってたので。
リールの中古パーツが欲しくてオークションをみてたんですが、
中古扱いででTULALA LOIRA52が未使用で出品されてましてね…
新発売とかのアナウンスも全然知らなかったのでちょっと調べてみたんですよ。
そしたら問屋別注で作った限定のロッドらしくて売り切れゴメン商品みたいでした。
(現在は普通に購入できます。丁度今はロゴのモデルチェンジかな)
で、TULALAのホームページや検索かけて調べたら、
どうやら簡単にいうとKupuasu48の上のクラスのロッドらしくて、
丁度もう少しロッドレングスが長いのも欲しいなと思っていたので購入してみました。
TULALA LOIRA52 スペック
•レギュラーアクション
•5フィート20インチ
•ロッドウェイト 110g
•ナイロン20lb PE4号
•ルアーウェイト 5-25g
こんな感じのロッドです。
私の通う本流や渓流はそれほど川幅が広くない所が多いし、
ある程度の所まではウェーディングして川に立ち込むので5フィート台のロッドが重宝するんですね。
ただ、とんでもないのがいるんですが…
本物のサクラマスやエリアからの逃亡ニジマス、ブラウン、交配種、鱒、化物アメマス、デカ山女魚etc
なので短くてもいいんですが粘って曲がるロッドが良いんですね。
そして渓流ルアーのベイトロッドでも書いたんですが、
グリップエンドを肘に当てて溜められるロッドが便利なんです。
右手の手首と腕だけでホールドアップするのもキツイものがありますから…
御約束の長いグリップ。ローディーラーと同じハンドルオフセットですね。
相変わらずのリスと氷柱ロゴ。
5フィート2インチのレングス。
来シーズンは70mmクラスのミノーや7〜10gのスプーンやバイブを本流で投げてみたいですね。
一応手曲げですが曲げてみました。
こんな感じです。粘って曲がる。低弾性カーボンですね。
ただし感度はよくはないと思います。
まあトラウト相手なんで明確なあたりはわかるし、
サイトで見ながら掛けたりするのであまり感度は気にしてませんが。
最初はワールドシャウラの15101F-3か1600SS-3でも買ってみようかと思ったんですよ。
金と技術力のあるメイドインジャパンのメーカーが作ってるロッドだしネットの評判も悪くないので。
ただ渓流ルアーで使ってる人がいない…
それに私はシマノ製のリールを持っていない…
ワールドシャウラにABUのリールってダメだよな…
ってのもあり検討していたところにTULALA LOIRA52ですので、
そりゃあ黙って購入しますよ。安いですしね。
ちなみに15101F-3は¥68000円、1600SS-3は¥68500円です。
TULALA LOIRA52は¥39800円ですもの。
でも、いつか購入して試してみたいです。
1600SS-3は長すぎると思うので15101F-3にリールは…アルデバラン BFS ?
ダメか…やっぱりワールドシャウラだからアンタレス、カルコン、メタマグあたりだよな。
だと15101F-3にはカルカッタ コンクエスト BFS か…
う〜ん…いつかやってみたいな。
追記インプレ TULALA Loira52とPicapau57は渓流ベイトロッドとして使えるのか?
先だって週末に雨が降りダムからの放水もあるだろうし、
これは増水のチャンスなので出撃してきました。
中一日は空きましたが依然として放水と雨による増水が残っていて良い感じでした。
今回は以前に購入してしまい込んだままのPicapau57と少し前に購入したLoira52の2本を
持ち込んで増水中の本流(本流ですが5フィート台のロッドで対岸までルアーが届きます。
40cm超えの山女魚、遡上アメマス、遡上鱒がいます)でどちらのロッドがいいか
テストも兼ねて釣行してみました。
釣行の話の前に何故?お前はTulalaのアマゾン怪魚ロッドなんて渓流ルアー用として
使っているのか不思議に思われるかもしれませんので始まりの話をしておきます。
私がサクラマスの釣りを始めたのは6月の秋田からです。同じことを何回も言いますが、
私は飽き性でズボラで面倒くさがりです。
そしてその反面、気に入ったことは飽きずに続けるしトコトンまでやります。
サクラマスの釣りが6月の秋田からだったのは私の飽き性が理由です。
下流で遡上狙いの待ちの釣りが出来なかったんですね…飽きてしまうんです。
寒いし…
何回も知り合いから誘われてはいましたが全て断っていました。
それでもしつこく誘う知り合いが提案してきたのが中上流のサクラマス釣りです。
この釣りに私にドはまりしました。
本流ですが季節は6月。水量も減っているので本流ですがウェーディングし放題。
釣れてくるのは60cmクラスのサクラマス。
まさに大好きな渓流ルアー釣りのスケールアップ版です。
この釣りで邪な考えで購入したのがMorena53です。
ウェーディングしてサクラマスを狙いますが、
魚の大きさと河川の水量と水圧から標準は7フィートから上のサイズのロッドです
(私は自分の手首の疲労感も考慮して7フィート6インチを使用していました)
ですが、案外と近い距離でサクラマスが掛かることが多く、
7フィート以上のロッドを持て余し気味でした。
解禁日を除けば当然スレてきますから大場所以外でサクラマスが付いているポイントを
自分の足で探すことになります。
そうなってくれば7フィート以上のロッドでキャストは6~7mとかですね…
ここで私のズボラさが出てきます。
「別にそんなに遠くまで投げないなら短いロッドでいいんじゃね~!軽いし!」
これで購入したのがMorena53です。
中低弾性カーボンの厚巻きでレギュラーアクション。
これなら近距離で掛かった60cmクラスののサクラマスの重い首振りも受け止められるかなと…
そしたらです…秋田サクラマス解禁が4月に早まるという…
一度もMorena53は使われず眠つております…
残念。
その後Aventura59、Pimenta55、Morena53の標準3本の追加機種でPicapau57が発売になり、
Morena53のロッドの強さとアクションを知っていた私はPicapau57のロッドスペックを見て
増水中の本流の釣りで使えそうだったので購入しておいたというわけです。
同じくLoira52もです。
で、増水中で釣りするのはわかるけどアマゾン怪魚ロッドまでのスペックいる?についてです。
ホームにしている河川の下流に知り合いと発電施設の放水口を見に行ったときに
見た光景が強烈だったからです。
冗談半分で知り合いが言った「ここにいるんだよ!」発電施設の目視確認用の排水用水路。
人間が落下したら一瞬で流される流れ。
嘘や冗談ではなく本当にその流れに遡上鱒は定位していました。
暫く覗いて見ていたら遡上鱒と目が合いました。
目が合った瞬間にとてつもないスピードで流れを遡上する力。
私は正直怖かったです。
「これは…間違いなく失敗すればロッドを折られるなと」
別の日に知り合いは増水中の流れでこの遡上鱒をかけました。「でかいのはねた!」
といってダウンクロスで投げていました。
「うわっ!」の声に知り合いの方を見るとロッドは根本から曲がり今にも折れそう…
知り合いに山の斜面を使い魚と一緒に流れを下るようにアドバイス。
もう斜面を使って流れを下れない場所まできてもロッドは根本から曲がったまま…
見ていた私はロッドが折れるだろうと思っていました。
知り合いも何度も「ロッド折れる!」と叫んでいました。
暫く耐えていましたが唐突にテンションがなくなりました。
知り合いがラインを巻き取りルアーを確認すると、
ルアーのテールフックはスプリットリングごと無くなりアイも伸びて変形していました。
知り合いと2人で「バレて良かった..」と話しました。
ルアーはD-コンタクト タイプ2、ロッドはITO.CRAFTの560ULX、ラインはPE。
この事があって私はさらにバットパワーのあるロッドを求めるようになったという訳です。
増水の流れを利用して下る魚を止められるロッド。簡単には折れそうもないロッド。
インプレに戻ります。
結論は下流の大場所で魚は釣れませんでした。
遡上鱒もまだ入っていないようだったし以前確認していた山女魚は上流に移動したか?
7cmで7g程度の重さのミノーを投げました。
同じくスプーンも同じぐらいの重さのものを投げました。
Picapau57は中高弾性のファーストテーパーらしくティップからベリーの少し上くらいまで
曲がってミノーがキャストできました。
スピニングのトラウトロッドで表現すればティップアクションのファーストテーパーという感じです。
私が使ったり投げさせてもらったり店頭で振ったりしたことのあるロッドからいえば、
ITO.CRAFT 630LM、SMITHラグレスボロン、TIEMCOトラウター、SOULS twitchn、
CASKETレボリューション、スカジットデザインズ HQ、このあたりのロッドと同じです。
バットの太さとダブルハンドのグリップを除けば。
キャストは少しコツがいるかなと思いますが人間の適応能力が凄いのですぐに慣れるかと思います。
Loira52はMorena53のパワーダウン版ですので、
中低弾性カーボンの厚巻きの巻き数を落としたものだと思います。
(勝手な推測です。振った感じはMorena53と同じ感じだったもので…)
そしてレギュラーテーパーなのでよく曲がりルアーがとてもキャストしやすかったです。
渓流ルアーで使われるウルトラライトのロッドのような感覚ですね。
こちらもバットの太さとダブルハンドのグリップを除けばです。
そして更に上流域に移動してテストしてみます。5cmクラスのミノーは投げられるのか?
ロッドスペックはPicapau57もLoira52もルアーウエイト下限は5gからとなっていますので、
投げられそうだとは思っていましたが実際はどうなのか?
ネットで検索してみたりもしましたが、
このロッドの購入者層はバスや鯰などの魚を狙う方々が大半で情報は皆無でした。
なので自分で確かめてみました。
まずPicapau57で放水と雨による増水中の上流域のポイントでルアーウエイト下限の
5gの蝦夷50Sタイプ2とD-インサイト53を投げてみました。
ごく普通にキャストできます。
サイド、オーバー、バック。驚きました!!
私はなんとか投げられるレベルなのかな?と思っていましたので…
まんま渓流ルアーロッドのライトクラスと同じなんですね。
少しキャストにコツがいるのとピーキーさ…
調子にのって、なら5g以下はどうだと?
最近の渓流ルアー釣りで使われる
[価格と釣れるで人気の私も大好きな]スピアヘッドRYUKI 50Sの4.5gをキャストしてみます。おいおい…なんだこれ…ごく普通に5g以下のルアーが投げられるんだが…
調子にのって投げていたら尺山女魚も釣れてしまいました。
今回初めてPicapau57で魚を掛けましたが、求めたロッドでした。
対岸の少し緩い流れに定位し、追って来て流芯手前で食う。
食って掛かった後は増水の速く重い流れを利用して下流へ下ろうとするのと
お決まりのローリング(山女魚とサクラマスは自身の身体にラインを巻き付けて切ろうとします)
たかが30cmクラスの魚ですがPicapau57はベリーまで曲がりました。
山女魚もあれですが、水の勢いってやっぱり凄いです…
大丈夫だとは思いますが遡上鱒も止められるよな…
ただ、渓流でPicapau57を使うとなると長さがネックになるかと思います。
バックスペースがとれる場所でテストしたのでそういう場所でならです。
私は上流域でPicapau57を使いたいとは思いませんでした。少し長すぎます。僅かですが。
次にLoira52で同じようにテストしてみました。
Picapau57と同じでルアーウエイト下限の5gの蝦夷50Sタイプ2とD-インサイト53は
ごく普通にキャストできます。
しかも中低弾性のレギュラーテーパーなのでPicapau57よりも軽い力で投げられます。
これも驚きました。
で、調子にのって同じくスピアヘッドRYUKI 50Sの4.5gをキャストしてみます。
これも普通にキャスト出来ますしPicapau57よりも軽い力でキャストできました。
そして長さも5フィート2インチなので丁度良いです。
ダメだった場合を考えていつも使用しているKupuasu48ももってきていましたが、
なんだかロッドレングスといいロッドアクションといい悪くなかったので
そのまま通して使用してみました。
なんだかいつも使用しているKupuasu48よりも良いです。
Kupuasu48もレギュラーテーパーなんですがロッドの長さが短いこともあり、
振った感じがティップアクションのファーストテーパーみたいな感じで、
少しキャストし辛いなと思っていただけにLoira52のキャストしやすさがとても気に入りました。
それにガイドの口径もデカイ。
当たり前です怪魚ロッドですから…
ガイドの口径のデカさも一役買ってくれてるんでしょうね。
今回からKupuasu48よりもLoira52を渓流でメインで使ってみようと思いました。
キャストしやすいからですね。Kupuasu48は沢で使うか…
以上になりますが私と同じようにダム下の河川で大物トラウトを狙っている
ベイトタックルアングラーの方々の参考になれば幸いです。