興味のあるネタ釣っていってね

長良川のニジマス問題 川自体は1995年の河口堰運用開始で終わってる 遡上魚への呼び水

アバター画像
WRITER
 
fishing-neta
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター画像
お陰様&お互い様をモットーに生きてます
詳しいプロフィールはこちら

十年以上昔はサクラマスと共にサツキマスも雑誌の表紙を飾ったけど守れなかったんだな 長良川のサツキは河口堰運用でとっくの昔に廃れていたと だったらニジマスじゃなくてイトウがいいんじゃね? 

 

SNSを眺めていたら長良川のニジマス

の件が流れてきましてね…

ま~たかよ!とは思いましたが少し

調べるとなんだか状況が状況らしくて

色んな意見が出ていました。

 

 

 

 

 

かくいう私も脊髄反射でサツキマスが

釣れる長良川にニジマスなんて言語道断

何を考えている!とは思いましたが

どうやら状況はまったくもって違った

ようです。

 

 

そもそも1995年からの河口堰運用開始

でサツキマスの状況はだんだん悪くなり

今現在では幻というかサツキマスは

釣れなくなっています。

(動画でサツキマスだ!などと言って

いるけど海から遡上している訳では

ないのでサツキマスっぽい奴です)

 

 

河口堰を設置した目的が目的なので

これでは海からの遡上魚は期待

できません。

海水と淡水が混ざらないようにする

ための堰らしいですから。

 

 

サクラマス釣りをしている方ならば

わかりますよね。

雪代の呼び水って。

これが河口の広範囲に流れなくなって

しまったんじゃないですかね?

 

 

だからそこに生まれた川があるのが

わからないと。

河口堰の物理的な構造物としては

奴らならなんなく超えて突破できる

とは思います。

(奴らは魚道なんて使いません)

 

 サツキマスはもとはアマゴで、雌を中心に一部が海に下って再び川を上る。木曽三川でも本流にダムがなかった長良川の豊かさを象徴する魚だった。それだけに、1995年の長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の運用開始時は影響が懸念された。

 運用開始の翌年、岐阜の市場の木曽三川産の入荷数は2011匹に上ったが、昨年はわずか16匹。うち13匹は小林さんの揖斐川産で、長良川産は3匹だけだった。不漁が続き、羽島市のサツキマス漁師大橋亮一(故人)・修さん兄弟らが手がけた「トロ流し網漁」は長良川で途絶えた。ほぼ同じ形の漁を受け継ぐ小林さんも「昔は1回に7~8匹掛かったこともあった。もう幻の魚や」と嘆く。

 「減少の理由は、ものすごく複合的」。長良川でサツキマスのDNAや放流魚の再捕率を調べている京都大学生態学研究センターの佐藤拓哉准教授(生態学)は、複雑な生活史に注目する。

 海に下る個体への成長に必要な餌になる虫を育む上流の森林環境、下る途中の川の水質、海の温暖化や餌の魚の減少、河口堰の影響…。どの要因が強いかは分からないが、上流から海へ、そして再び遡上(そじょう)する長い旅路のそれぞれで、取り巻く自然がダメージを受けていると感じている。

 「海と川と森がつながっているからこそ暮らしていける生き物の代表がサツキマス。生息環境をつくることは、多くの他の生き物が生きることにもつながる」。小林さんが「川の王様」と呼ぶ魚の命運は、川の行く末と重なっている。

出典:岐阜新聞Web>ぎふ魚食の風景>【ぎふ魚食の風景】サツキマス漁 消えゆく川の「王様」より引用

 

だったらサツキマスのために河口堰の

運用を止めて元に戻せ!

と自身に都合の良い釣人は思うかも

しれませんが待て待て!と。

 

 

そもそも河口堰を作って運用開始

したのは人間様の飲水のためです。

すでに便利な生活に慣れてしまった

今昔の不便な生活に戻れというのは

酷です。

 

 

とはいえ今でも長良川では本流アマゴ

は釣れるわけです。

そして河口堰には一応魚道があるので

鮎も豊富です。

サツキマスだ!というのは稚鮎を

食べて大きくなった本流アマゴです。

 

 

ですので長良川自体のポテンシャル

が無くなっているわけではありません。

 

 

確かに生け簀で育てたニジマスを川に

放流しても餌が採れなくてすぐ死んで

しまうというのは間違いないです。

それは幾度となく私も見ています。

 

 

ただ大半は死んでしまうんですが

順応して定着してとてつもなく

デカくなるニジマスがいるのも

事実なんですよね。

 

 

基本的にはそういうニジマスは一雨

ごとに下流に流されて落ちていきます。

そして流れの緩やかな場所まで落ちた

ときに順応して定着する個体が出て

くるんですね。

 

 

流れが緩やかならなんとかかんとか

餌が採れる状況ができます。

小さい稚鮎も上ってきますしね。

少しずつ順応してボロボロで丸くなった

尾ビレを回復させていきます。

 

 

元々は遡上魚としてのベースがあります

から順応して定着して立派な尾ビレに

回復させることができると上流にも

上っていけるようになりますね。

 

 

パワーとスピードを取り戻したニジマス

今度はさらに栄養価が大きくなった

育った鮎を捕食することができるように

なります。

アマゴだって鮎を食べるのでニジマス

が食べないわけはないです。

 

 

結局のところサツキマスの遡上が減少

したから漁協が遡上を復活させようと

いくら努力したところでそれはすでに

無駄なんですよ。

 

 

河口堰の意味が淡水と海水を混ざらない

ようにしているので。

稚魚が下って海に出てデカくなって

生まれた川に戻って来ようとしても

呼び水がほとんど流れないならば

迷子になります。

 

 

別の川に遡上してしまっているん

でしょう。

サクラマスだってよくあること

ですから。

なので長良川のサツキマス遡上復活

は無理ですよ。

 

 

個人的には鮎だっていつまで続くか?

とは思いますしだからバス屋とつるんで

ニジマスだったのかな?と。

漁協だって大雨がきたらこんなの

一瞬で流されて終わりなのはわかって

いたと思いますよ。

 

 

だからまた続ける話が出ているんで

しょうし。

利権が貪り食えるうちは食わないとね!

所詮は長良川河口堰が運用開始された

時点で終わっている感じですね。

 

 

個人的にですけど…

個人的に!ですよ。

終わっているならばニジマスじゃなくて

イトウを順応させて定着させれば良い

んじゃないかと思います。

 

 

え~!アレ北海道の魚じゃん!

とは思いますよね。

以前に養魚場から脱走した個体が何年

も沢ほどの規模の流れで順応して定着

したものを知り合いが釣ったのですが

その件から本州の環境でもイトウは

順応して定着することが可能とは

思っています。

 

 

北海道の魚ですけど一応日本の固有種

ですしニジマスよりは良いんじゃない

かと思っています。

なんだったら北海道まで釣りに行く

ことはないしな…

 

 

こういうとまた話が戻ってイトウは…

ということになって結局はニジマス

になってしまうのか…

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター画像
お陰様&お互い様をモットーに生きてます
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© TOSHIOMANが釣る , 2024 All Rights Reserved.