渓流ルアーのスーパーヤマメの川として名が知れわたっていた川の現在の状況 終わってる
スーパーヤマメ=本流の大型ヤマメ あまたのヤマメ釣り師を魅了した川の現在の状況
スーパーヤマメ
この言葉を聞くと釣りがマンネリに
なってきている今でも少しだけ熱く
なるものがある。
数十年前に始めた渓流ルアーだが当時
知り合いが貸してくれたビデオテープ
を見て度肝を抜かれ現在まで
のめり込んだままである。
本流の大型ヤマメ=スーパーヤマメ
もちろんパーマーク有りである。
ヤマメ釣り師憧れの一尾。
飽きがきているとはいえ火は消えて
いない。
今回はこのスーパーヤマメが釣れた
川がダメになっていった様子を記事
にしておこうと思う。
本心は悲しくて寂しいです。
そこは雑誌にも紹介されたことのある
なかなか有名な川。
上流にダムがあって釣り場は2つに
わかれる。
ダムから上流のエリアにダムから下の
下流の本流エリア。
主戦場はこのダムから下の下流の本流
エリアです。
現在でも川のロケーションは最高だと
思います。
淵に早瀬に深瀬と変化にとんだ流れで
ヤマメ釣り師が川を見ればワクワクが
止まらなくなると思います。
ただ残念なことにこの川は終わって
しまっている。
腰まで川に浸かり一投一投ドキドキ
しながら釣り下っていった当時の
面影はない。
大雨による土砂の流入に漁協関係者
による鮎の為のヤマメの排除に鮎の
為の河川修復工事で終了です。
まず大雨による土砂の流入で全体的に
川が浅くなってしまいました。
これは全国的にどこの川でもおこる
ことですのでしょうがないこと
でしょう。
次に漁協関係者によるヤマメの排除
です。
これがキツかった…
釣具屋で買い物中に関係者とおぼしき
人物と店主の会話が耳に入り絶句
してしまいました。
「明日稚鮎放流するからヤマメ退治
してきた!」
との内容です。
その釣具店で見せられた1枚の写真で
火がつけられたんです。
写真に写っていたのは40cmオーバー
のスーパーヤマメ。
スーパーヤマメを釣りたいが為に何年
も川に通い詰めてはいましたが小さい
ヤマメもそこかしこで釣れてくれては
いました。
しだいにこの25cmほどのヤマメも
なかなか釣れなくなってきていて
なんか変だな?
とは思い始めていた矢先の話です。
そういうことか!!
と思いました。
抜かれるから減る一方で増えない。
まあ…当然ですね。
最後に河川修復工事にからめて
おそらくは漁協からの要望も工事に
加えたんだと思います。
スーパーヤマメの超一級ポイントが
鮎の友釣り専用区間化してしまい
ました。
このスーパーヤマメの一級ポイントは
確かな実績があって結構な釣り人が
40cmオーバーのヤマメを仕留めて
いた場所です。
修復工事で重機が川に入り川底の
デッカイ底石はすべて取り除かれ
河原に積み上げられました。
変化の少ないフラットな流れに
変わり果てました。
ダムも問題有りでランドロックの
サクラマスがいますがここにバスが
違法に放流され増殖中です。
ラージマウスとスモールマウスが違法
に放流されました。
このうち流れに強いスモールマウス
のほうはダムの上流に遡上しています。
実際に私も釣りました。
橋の上から川面を見ていたら尺ヤマメ
に見えたんです。
流芯の大石の前に定位していました
から…
わざわざ橋を渡って回り込んでアップ
でキャストすると一発でした。
ネットイン寸前で気がつきました。
そしてダムから少し下流のポイントの
トロ場には無数のラージマウスが
います。
ここにも違法に放流されたのか?
もしくはダムから落ちてきたのか?
はわかりません。
大場所ですのでスプーンを沈めて
引いてきたときに目の前まで追って
きた姿を確認しました。
そしてこれが懸念していたとおりに
なりました。
下流の本流エリアでラージマウスが
釣れるようになっているようです。
そのうちに流れに強いスモール
マウスも本流エリアで釣れるように
なるんでしょうね。
バスの件は組合員である釣具屋の
店主にも話しましたがなんら対策
はしないようですね。
鮎が釣れなくなってからなら対策
に乗り出すんですかね?
そうなったときには遅いような
気がしますが…
という具合の夢のスーパーヤマメ
が狙える本流でしたが昨年でこの
川の年券を購入するのを辞めました。
良い思いさせてもらった川ですので
なかなか踏ん切りがつかなくて
ダラダラと通ってしまいましたが
ようやっとわかりました。
まず第一に地元のルアーマンさえ釣り
をやらない川はダメです。
雑誌に紹介された当時はそれこそ
人だらけでポイントを選ぶのにも
苦労した川ですが現在は面影さえ
ありません。
川に入水するのに付く踏み跡がまったく
ありません。
いつ行っても藪はボーボーのままです。
これすなわち誰も釣りをしていない
ということ。
雑誌にも紹介されたことのある川
なのにです。
何故か?
答えは簡単です。
釣れないから!!
興味本位でこの川に来たとしても
一回で全貌が把握できるはずです。
これは下流からダムまでの中流域と
したポイントでも同じです。
やっぱり藪はボーボーのままですし
釣り人すら行かないみたいでクマの
捕獲檻が何個も設置されていました。
まわりは畑なんですけどね…
最後にダムの上流エリアはというと
親類の餌釣りをしている方に話を
聞きましたがダムの上流エリアでも
釣れなくなったということです。
おそらく放流は稚鮎に全振りしていて
ヤマメとイワナの放流まで回らない
んではないか?とは思いました。
ただスーパーヤマメは釣れなくなり
ましたが釣り堀からのヘンテコな
外来魚はたまに釣れます。
釣り堀にもエリアにも行かないので
このヘンテコな魚の名前は
わかりません。
これ釣り堀から逃げたのも中にはいる
んでしょうけど個人的には弱って
しまったり病気になってしまったのを
釣り堀で放しているんではないかと
思っています。
釣り堀から逃げたという話にしては
本流エリアで釣れる数が多いように
思うんですよね…
これも違法放流ですよね。
釣れてもまったく嬉しくない…
ちなみに画像のヘンテコな魚は農作業
していたオジサンから頂戴と言われた
のであげました。
美味かったのかな??
とても世話になった川ですが今後
釣りに行くことはもうないでしょう。
頑張ったけどスーパーヤマメは
36cm止まりだったな…
40cmオーバーのスーパーヤマメを
釣ってみたかった。
そしてもう一つのスーパーヤマメの
川です。
こちらは漁協が頑張っているよう
なんですが力の入れ方が??
であります。
確かに当時よりも釣れなくなったのも
わかるし魚よりも釣り人のほうが多い
現状もわかりますが…
成魚放流で大きく育てたヤマメを
放してもねぇ…
と思っています。
口が丸くて尾ビレがボロボロズタズタ
の40cmオーバーのヤマメが釣れても
みなさんは嬉しいですか??
まあ…
中にはそれでも嬉しい!という方も
いるんだろうな。
情報を聞きつけて釣りに行く方も
いるんでしょうからね。
ツベにたくさんあがっていますよ。
モンスターとかスーパーヤマメとか
タイトルをつけられてね。
昨日まで水槽で飼われていたものを
簡単に釣りあげてね。
外来種を放さないだけはマシかも
しれませんがな~んか違うような…
やっぱり目先しか見ていなのかな…
根本的に増やそうとは思っていない
のかな。
年々スーパーヤマメが狙いづらく
なってきているな。
とっても悲しい…