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10年以上前に行った渓流を再訪して川と地域の衰退を感じた 人の気配がない曲がり家

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いつもの川が調子よくないので遠征 10年以上前に訪れた川と地域の現状が寂しく感じられた 厳しい田舎の生活

 

通っている川の調子がどうにもよくない

昨年のやり方が猛暑にたいしてよく

なかったのでしょう。流す水を絞って

います。

 

 

ですので流れる水はそこそこあれど魚

は動かないし川鵜もいるのでおそらく

真っ暗になってからしか着き場から

出てこないのではないかと。

 

 

まあアレです。小難しいことは抜き

にすれば水はあるけど魚が釣れない

というやつです。

釣り人が一番まいってしまうやつ。

 

 

そんな状況ですので気分転換に10年

以上前に訪れたことのある川を再訪

しています。

まあ片道3時間とかですからそうそう

通えるものではありませんので。

 

 

なので釣り場としてみれば良い川でも

毎週というのはとうてい無理なのです。

ぶっちゃけ遠い…

そして川の状況が読めない。

 

 

そんなたまに訪れるからこその川に

最近はあちこち遠征しています。

同時に10年以上の空白の確認でも

ありますね。

 

 

行く道もどことなく懐かしく少し

ワクワクした気持ちで川に到着

すると変わり果てた状況が出迎えて

くれます。

 

 

川もそうなんですけど川の周辺も

変わり果てています。

田んぼだったところは放棄されて

荒れ果てイノシシのヌタ場となって

います。

 

 

当然川の良いポイントには近づけません。

土手と護岸の境目がわからないのです。

護岸といっても川の土が盛り上がって

護岸と一体化しているところがあって

そこから川にアプローチできたはずです。

 

 

当時は田んぼをやっていた人が周辺を

管理して草を刈ってくれたりしていた

からこそポイントにアプローチできた

のです。

ちなみに突破しようとした踏み後は

ありました。

 

 

いつも藪漕ぎはしているので行く気に

なれば行けるのですが昔の記憶を辿る

とコンクリート護岸との境目が判別

できないので危ないのでやめました。

 

 

川には別の入渓地点もあるので安全を

考慮してそちらから入りました。

記憶の中の懐かしい流れと変わらない

現在の流れを釣り上がっていきます。

 

 

ただ魚は釣れません。

居ないという訳ではなく小さいながら

も居ることは確認できます。

まあ誰かは当然入っている訳ですので

そうなります。

 

 

そんな感じで釣れないまま川を釣り

上がっていきます。

そしてようやくの一匹目が釣れました。

ヤマメです。

 

 

???疑問です。

10年以上前はヤマメは居なかったはず

です。すべて釣れたのは型の良いイワナ

ばかりです。

 

 

釣れたからまあいいや!と続けて釣り

上がっていくと今度ははっきり確認

できたイワナの姿。

ただ…サイズは目視で15cmほどと

小さい。

 

 

そこから退渓ポイントまでは釣れない

までも確認できたのはイワナの姿。

ヤマメとイワナ混ぜて放流すること

にでもしたんでしょうかね?

 

 

まあ荒れてしまってヤマメにしても

イワナにしてもサイズはどれも15cm

ほどばかりで魚が居ることを確認

できたことに安堵という感じです。

 

 

基本的には稚魚放流でしょうから

ある程度の大きさになれば抜かれて

居なくなるので小さなサイズしか

残らないということでしょうね。

 

 

すると最大親魚のサイズが20cmほど

で成熟ということになっていくのかな?

などと考えながら退渓ポイントから

川を出ました。

 

 

30cmサイズで大25cmほどで良型の認識

で昔は良型イワナの数釣りができた川

でしたが衰退してしまっています。

昔は良かったというやつです。

 

 

なんとなく寂しさを感じながら朝で

すでに灼熱の中道路をとぼとぼと

車まで戻る途中に見覚えのある

巨大な曲がり家が見えてきました。

 

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画像とは違いますが昔の家の躯体を

そのまま活かしたリフォームが

施されている曲がり家です。

隣同士で並んで二軒。

 

 

どちらの家にも人の気配がありません。

10年以上前に見たときは田舎らしさ

全開ですべての戸や窓が開け放たれて

いました。

 

 

なんとなく寂しく感じてしまいました。

ひっそりとした巨大な曲がり家が2つ

確か少し下にも奥まったところに

曲がり家があったはずと見える範囲

で確認します。

 

 

こちらは家の前の畑に蔓ネットが

張ってあるのが見えたのでまだ人が

住んでいることが確認できました。

ここからさらに上にいくとまた集落

がありますがそうとう離れています。

 

 

下の集落としては山の中にポツンと

いう感じです。

寂しそうだよな…とは思いながら

車に戻りました。

 

 

車に戻り椅子を出して朝飯を食べて

いると半袖半ズボン姿のおじいさん

が歩いてきました。

あれ?と思いましたが先ほどの

人の気配があった曲がり家の住人

だと思いました。

 

 

目があったので軽く頭を下げると

ニコニコした顔で頭を下げ返して

くれるおじいさん。

なんかホッコリしてしまった。

 

 

同時に川と地域の衰退が重なって

しまう。

巨大な曲がり家に人の気配がない

からといってそこに住んでいた人

が居なくなったわけではなく

おそらくは便利の良い街に近い

ところに移っているはず。

 

 

必然的にそういう流れになっていく

ものです。

親世代はそこがよくても若い世代は

そうはいかない。

 

 

それが増えてくると地域が衰退して

きてしまいます。

なんともしょうがない事実では

あります。

 

 

川となんか関係あるのか?というと

大ありです。

その地域の田んぼをやっている農家

の人たちが草刈りをしてくれている

ので釣り人は案外楽をして川に

アプローチできているのです。

 

 

今回の懐かしい川の再訪でこのことを

身をもって感じてしまいました。

そして荒れた川は2度と元に戻らない

ことも…

 

 

それにしても…

懐かしい川を再訪するとガッカリする

ことが多くなったなとは思いました。

なんとも寂しいかぎりです。

ことごとく昔は良かったなんですよね。

 

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