渓流ルアー流用ロッド クラモチロッド シナプス54Hのインプレ
とてもキャストがしやすいロッドとくにバックハンド さすがフライロッドビルダーのロッド 必然的にアワセ(フッキング)は難しくなる しなやかなロッドが好きな人には合う
いつもの川に行ったら水量が少し落ちて
いたので入れなかったポイントに入って
みたら腿ほどの深さの水深のところに
45cmほどの鱒が沈んでお亡くなりに
なっていました(泣)
よく見ると体にラインを巻いた跡が残り
紛れもなく釣られた魚でした。
おそらく想像ですけど体にラインを
巻かれるほどですからノサレまくった
ファイトだったんじゃないかと…
そうじゃない普通のファイトでも全体力
を使うのでノサレまくったファイトの
ときはそれ以上に全体力を使うんだろう
と。
お願いだからデカイ魚ほどリリースの
ときに時間をかけてほしいと切に思った。
子孫繁栄のための貴重な一匹が…
最初から脱線…
本題のコレです。
せっかく購入したので尺ヤマメで鱗付けを
と思いましたが川の中の季節は秋なので
私の腕ではうまくアワセ(フッキング)に
持ち込めないと思ったのでここで使用を
断念します。
おそらくこのロッドは春から夏までなら
申し分ないパフォーマンスを発揮できる
ロッドだとは思いました。
躊躇なくルアーにアタックしてくれる
感じのときです。
これなら私の腕でもアワセ(フッキング)
が決められます。
人間の世界は現在は真夏ですが川の中は
すでに秋です。
すべて秋というわけではなく半々という
感じでしょうか。
夏の感じのヤマメはいいんですけど
秋の感じのヤマメはこのロッドで
バラしまくっています。
説明するのに言葉で表現するとショート
バイトということになりますけど実際に
川の中で秋のヤマメがおこなっている
ことはこうです。
違和感を感じたので
吐き出す
ヤマメが吐き出し終わる間際口の薄皮
に少しルアーのフックが当たっている
だけ。
秋のヤマメの警戒心ったらそりゃ~
とてつもないのです。
餌釣りの餌でさえ違和感を感じれば
躊躇なく吐き出します。
それでもルアーでこのアタリを捕りたい
わけです。
人間のクソほど遅い反応速度を補うには
張りのあるロッドを使うしかありません。
張りが強めで投げづらいロッド。
アワセ(フッキング)優先。
しならないからアワセ(フッキング)の
力がフックまで伝わりやすい。
少しでも確率をあげるなら道具に頼る
しかないです。
ということで次回からはロッドは
ファーストテーパーのSWELL BORNを
使います。
使用期間は短かったですがシナプス54H
のインプレというか使用感を少し。
結論を先にいうとシナプス54Hはとても
良いロッドです。
投げやすくてルアーにアクションも
つけやすくて流用ロッドとしてみると
万能なロッドという印象でした。
レギュラー気味のスローテーパーな
ロッドでさすがフライロッドビルダー
のロッドだな!と思いました。
よくしなるのが特徴です。
ですのでルアーがとても投げやすい
です。
といいつつも投げられるルアーの下限
は5g前後から上は表記どおりという
感じです。
そこはやっぱりバスのトップウォーター
ロッドです。
手持ちのルアーで一番軽いEMISHI50S
1stの3.7gとかEMISHI50Sの3.8gなどは
垂らしを長めにとって無理やり投げる
ような感じでした。
コントロールもあまり効かない。
(メインではあまり使わないんですけど
ボウズ逃れでたまに上流域で使う)
だったら現行モデルの54Lとかはどうよ?
と思われるかもしれませんけど個人的には
H(現行ST)もLも軽量ルアーに関しては
無理じゃないのかな?とは思いました。
やっぱり軽量ルアーを投げるなら1パワー
のロッドじゃないのかな。
具体的にいえばキャトルスリム2561
ですか。
おそらく下限が5gからですのでもう少し
下もいけるんではないか?
と思っています。
上記以外のルアーを投げる分にはすこぶる
快適なロッドです。
具体的にいえばDコンとかリュウキとか
モノノフとかエデンとかラクスとか
ナビアとかインサイトとかボトム
トゥイッチャーとかetc
基本沈めてなんぼのスタイルですので
店で適当に売っているルアーを使って
います。
持っていないわけではありませんが
バルサ製のものは使わないです。
使うのはみんなが使っているであろう
普通のヘビーシンキングミノーです。
ダメなんです…
沈めてアクションかけて沈んだ流木とか
でアタリだと思って思いっきりアワセ
(フッキング)してしまうんです。
結果毎回コンスタントにルアーは2コ
ほど回収できなくて無くしています。
スプーンは岩とかに挟まってしまって
回収できなかったりと。
ベテランだからルアー無くさないん
でしょ!なんてとんでもない話です。
やりすぎて無くす…
それと驚いたのが流用ロッドだとバック
ハンドでルアーを投げるのに難儀して
しまうロッドが多いんですけどシナプス
54Hはこれも快適に投げられます。
テーパーとしなりのおかげでしょうね。
(柏木さんのバモノス ストライドワン
56Mもバックハンドで投げやすかった)
リールのセッテイングも関係してきます
けど現行ロープロ機やカルコンなら素の
状態で問題なく使えるんじゃないかと
思います。
いまさらで格好悪くて大声では言えません
けどじつはいつも使っているAbu5001Cは
マグ仕様から純正遠心仕様にだいぶ前に
変更しています。
いや…
なんのことはなく飛距離が欲しかった
んです。
なのでマグ仕様から飛距離が伸びる遠心
に仕様変更しました。
ブレーキブロック1コのセッテイングで
近距離から遠距離まですこぶる快適です。
べつだんオールドのマグ仕様は邪道とか
まったくそんなことは思っていません。
使用用途が変わったから変更しただけ
です。
それほど水深がない渓流を釣り上がる
近距離戦のような用途ならマグ仕様
だって悪くありません。
そこは金を払って買った本人が使いやすい
ようにするならどういうものでも他人が
あ~だこ~だ言うことではないと思って
います。
買った本人の自由だ。
(自分的にはちょっとな…と思っても
あからさまに否定するべきではない
表現の自由だから)
とはいえ7cmミノーでセッテイングして
いるので5cmミノーだとブレーキが若干
効きすぎる傾向です。
5cmミノーで遠投のときは0ポジション
のキャスコンを若干緩めて使っています。
アップでのアワセ(フッキング)は曲がる
ロッドなので使用者の腕が重要になります
がことクロスからダウンに関してはわりと
余裕がありますので逆に6フィート前後で
賄える小さめの本流でシナプス59Hを
7cmミノーを中心に使うのもおもしろい
のかな!とは思いました。
他人と被りたくない方にはやっぱり
ロッドのみという利点を活かしてブライト
リバーのリバーマスターグリップに好きな
握りでシマノやダイワのロープロと
シナプスの組み合わせとか。
グラスアイのエルゴノグリップまたは
スミスのスーパーストライクグリップ
に好きな握りでカルコンとシナプスの
組み合わせとか。
バス用のトップウォーターロッドの
流用だからといって必ずしもそっち方向
にしなければならないということは
ないので自由に組み合わせて自分なりに
使うのもありだとは思います。
使いやすいロッドですから。
気になる方は購入して流用してみて
ください。
こだわりの色でオーダーするのも
おもしろいかもしれません。
ランディングネットとかフライロッド
も作っていますよ。