渓流ルアー流用SMITH HIROism CALYPSOヒロ内藤さんのロッドのインプレ

流用ばっかりでデタラメな奴だよな!と思われている土台の部分 イトウクラフト代表 伊藤秀輝氏から影響受けまくりの真似しまくりからの現在
内藤さんのロッドの感想を書く前にこいつ
流用ばっかりしてなんかデタラメな奴
だよな!とおそらくは思われているはず
なのでこういうことをしている土台の
部分の話をしてからにしようかなと
思います。
渓流ルアーをやるようになってからは
やっぱり上手くなりたいしデカイ魚も
釣りたいしということで色々な方から
影響を受けたし参考にしたし真似を
させてもらいました。
それでヤマメ釣りとういことで一番
影響を受けたのはこの方ですね。
イトウクラフト代表の伊藤秀輝氏です。
ルアーフリークからトラウティスト誌
まででとてつもないヤマメを見せて
くれました。
そして影響を受けまくりました。
「なんでこの人はとてつもない
ヤマメばっかり釣るのか??」
当時はインターネットはそれほど
使われていた訳ではなかったので
参考にしたり真似をするのは雑誌
の記事と写真です。
何度も雑誌の記事を読み写真を眺め
参考にし真似をします。
すべては自分でも伊藤秀輝氏が釣って
いるようなとてつもないヤマメを釣る
ために。
アプローチからルアーのヒラ打ちの仕方
ヒラ打ちのスピード調整レンジの調整
方法フェザーリングの仕方キャスト時の
ルアーの起動居ても喰わないヤマメに
対しての粘りの必要性他etc…
もちろん道具だって真似をします。
大半は売ってしまいましたが渓流ルアー
で使っていた2本は残してあります。
51と56です。56は2本目です。
36tカーボンの56を長く使っていました
が40tカーボンモデルに切り替わった
ので買い替えました。
51はYガイドですのでまあまあ古い
ですかね。
一応40tカーボンモデルです。
(スタッグのオプション代はポイント
です。2~3年貯めました)
ロッドの使い始めはULからです。
ULでもロッドに張りがあってとても
使いやすかったです。
(他メーカーのULとはまったく違う)
そしてあとから大ヤマメ専用設計として
追加されたULXですね。
36tカーボンの56ULXを購入しました。
ULとはガラッと変わって異質なロッド
でした。
異質なULXを使いこなすべく毎週川に
通って使い続けそれなりに使いこなせる
ようになりました。
そうこうしているうちにオーダーして
いた51ULXが届きます。
いざ使ってみるとさらに異質なロッド…
ロッドの張りはもちろんですがキャスト
時のタメから戻りが速すぎてピーキー
です。(リリースポイントが狭い)
普通の感覚では曲がらないロッド。
投げづらくて困っているとあっさりと
言われてしまう。
「自分の手首の力で曲げて使うんだよ」
と…
このことで同じパワーで同じテーパー
のロッドなら長さが長くなれば少し
マイルドになることを知りました。
キャストについて伊藤秀輝氏が解説して
いたことはライナーで投げることでした。
なので最初からフェザーリングは入れっ
ぱなしでルアーが着水するときに少し
お辞儀をする感じにさらに調整すると。
(投げる距離は関係なく近距離でも
マックスで投げる。なのでフェザー
リングは入れっぱなし)
これが…説明は簡単なんんですけど
いざやってみるとなかなかなもので
パワーのあるロッドでテーパーも
ファーストだと至難の業なんですね。
ぶっちゃけて言わせてもらうと
51ULXは使いにくいです。
トラウトロッドのカテゴリーだと
異質も異質で一日中使うと疲れる
ロッドだと思います。
それでもなんとか使いこなしてでかい
ヤマメは釣ることができましたけど…
なので56ULXが少しマイルドで使い
やすいとは思っています。
というか56ULXを使っていた期間の
ほうが長いです。
こうして影響を受けまくりできあがった
渓流ルアーのスタイルは誘って積極的に
掛けていくもの。
アタリがあれば瞬時にフッキングを
入れる。
瞬時にフックを貫通させるための張りが
あってパワーのあるロッドが好み。
これが流用ばっかりしてなんかデタラメ
な奴だよな!と思われている土台の部分
になります。
ですので基本的に張りがあってパワーも
強めでファーストテーパーのティップ
アクションのロッドが好物です。
スパイラルガイドに目を奪われるけど高弾性と中弾性と低弾性カーボンを適材適所に使った良いロッド HIM-C52L-SJ1 ヒロ内藤さんのカリプソ
OFT企画のDaiwa製造のヒロ内藤さんの
カリプソ購入しておけばな~などと
後悔がなかった訳ではありません
でしたがそこは後の祭りということで…
OFTも廃業してしまったしね。
その後悔があったので購入したDaiwa
再販の疑似カリプソ。
ほぼロッドの長さだけ合っているもの。
これはこれで悪くはありませんでしたね。
使い始め当初は
「アレ…俺…やっちゃった?
張りが強すぎる?」
などと思ったのもつかの間で慣れて
いけばなかなかという感じでした。
そして満を持して購入できたヒロ内藤さん
の正式なカリプソ。
HIM-C52L-SJ1
なんか?ジョイント部分と使われている
カーボンが気になってあえてワンピース
モデルを購入しました。
それと何気に良かったのがリールシート
がPMTSだったこと。
ACSだと手がでかいので合わなくて
痛くなってしまうんですけどそこは
さすがヒロ内藤さんチョイスですかね。
間をとってPMTSを採用する。
手が大きい人にも手が小さい人にも
どちらも対応できる。
個人的にはPTSでもよかったかな。
グリップエンドはやはりロッドのバランス
を取るのに若干のウェイトが仕込んである
ような感じですかね。
気になるロッドのテーパーはEx.Fastです。
こんな感じです。
ロッドの小さい入力操作でルアーに
アクションをつけやすいです。
気になるのはこのスパイラルガイド。
個人的にスパイラルガイドは使ったこと
がありません。
少し調べただけでも出るわ出るわ!
スパイラルガイドのアレコレ。
右投げ左巻きなら左ヒネリのスパイラル
が良いとか。
右投げ左巻きなら捻りが入るので
右ヒネリが良いとか。
色々な意見があってコレ!という決定的
な答えはありません。
個人的な想像ですがヒロ内藤さんが
スパイラルガイドに拘るのってボート
で釣りをしてでかいバスに船底側に
突っ込まれてラインを切られたことが
あるんじゃないか?
ということでしょうかね。
あちらのバスならありえなくもない。
というか…ヒロ内藤さんほどの方が
これほどまでにスパイラルガイドに拘る
のってこれくらいしかないような…
こういうのは机上の空論でアレコレ考え
るよりも実際に使ってみるのが一番
手っ取り早い。
ということでさっそくセットです。
最初に言いますがこの組み合わせは
間違っていると思います。
合わせるなら間違いなくロープロ
リールがベストです。
今回はロープロリールを引っ張り出して
きてラインを巻いてというのが面倒だった
のでいつも使っている5001cでという
ことです。
(まあ…重心が高くなってよくなかった)
1投目の感じはやっぱりDaiwaのブラック
レーベルSG551LRBよりも投げやすいな
と思いました。
高弾性シリーズにラインナップされて
いるSG551LRBとは違い高弾性、中弾生
、低弾性のカーボンが使われています。
これが適材適所で使われていてロッドの
張りが抑えられているからなのかなと
思いました。
そうは言ってもそりゃ個人的な意見
だろ!と思われるので一応他の方の
意見も。
スパイラルガイドに関しては別段
違和感もありませんでしたし飛距離
も変わらなかったので普通のガイド
の感覚で使えたと思います。
右ヒネリと左ヒネリは正直なところ
実際に使ってみてもよくわかりません
でした。
前情報だと利き手と反対のヒネリが良い
とか右利き右巻きならどちらのヒネリ
でも良いとか色々あったんですけど
どっちヒネリでもいいんじゃないの??
くらいの感覚でした。
テーパーに関してはEx.Fastということで
ティップ部分だけでルアーにアクション
がつけられるので慣れていることもあり
使いやすかったです。
ロッドパワーはバスロッドのLですので
トラウト用のものより1段上な感じで
瞬時のフッキングも楽にこなせました。
(25cmほどのヤマメ相手ですけど
数釣りは楽しめました)
ということでこのロッドですがロープロ
リールと組み合わせて使うとDaiwaの
SG551LRBよりも間違いなく扱いやすく
て良いはずです。
(我慢してロープロリールにラインを
巻けばよかった…)
やっぱりロッドの張りが少し抑えられて
いることが効いているんだろうと思い
ました。
スパイラルガイドに関してはさほど
気にする必要はないんじゃないかと
思いますね。
ライントラブルも無かったし普通に
釣りはできましたしね。
ただやっぱり万人向けかと言うとそうでは
ありません。
バスロッドの流用ですのでどうしても
張りが強くていわゆる硬いものが一般的
には多い印象ですのでね。
その中では流用できるバスロッドという
感じでしょうかね。
まあ…
ぶっちゃけて言ってしまえば
ITOCRAFTのエキスパートカスタム
EXC510ULXをちゃんと曲げて投げ
られる方なら至って普通に使える
流用ロッドかと。