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渓流&本流ルアー 魚と一緒に記念撮影するときに注意すること それはダメです!

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リールは水に浸してもいけない まして水没は論外 水没させてしまったら必ずオーバーホールを 

 

少し前に増水&ダム放水中の河川に釣りに行き、

下流で尺山女魚が釣れて

「これは!」

と思い上流にも足をのばしました。

 

 

いつもの上流のポイントでしたが、

そこはダム放水中なので少し流れも速く水量も多かったです。

 

 

渡渉できないほどの流れと水量ではなかったので

無理やり川を渡りお気に入りのポイントに向かいました。

 

 

いくつかのポイント撃ち、

次のポイントに向かうのに移動していたときでした。

 

 

そこはウェーダー履きでも無理な水深があり、

沈み石に足をのせて辛うじてやり過ごして移動する場所でした。

 

 

沈み石に足をのせて体重をかけた瞬間です。

 

 

石に泥がかぶりすぎていたんでしょう。

「ズルッ」と足が滑り肩まで水に水没してしまいました。

 

 

幸い腰のベルトはキッチリ締めていたので、

ウェーダーの中にはそれほど水は入ってこなかったんですが

リールは水の中に完全水没しました。

 

 

とりあえず引き返して陸にあがりベルトを

外してウェーダーの中の水を抜いてリールの水をきりました。

 

 

そして思いました。

水没したリールってグリスとかオイルはどうなるんだろう?と。

 

 

 

 

 

水没させたリールをすべてバラしてみた

 

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洗浄してしまった後のものですが

水没したことによりグリスやオイルが流れてリールは汚かったです。

 

 

好みにもよりますが私は軽い巻き心地が好みなのでグリスは薄く散布します。

メインギアとピニオンギアとウォームシャフトにはグリスが

少し残っていましたが他の部分は流れてしまったようです。

 

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フレームには何もついていない状態までバラしました。

オイルとグリスが流れて左側の

クラッチのスライドワッシャーがギトギトしていました。

 

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マグネットブレーキの調整ダイヤルは砂が

噛んだのかある部分でジャリっと音がしました。

 

 

スプールシャフトの両端のセラミックボールベアリングは

注していたオイルがフィネス用のサラサラしたオイルなので油分は流れていました。

 

 

ドライブシャフト下部、ウォームシャフト両端、ピニオンギアの

シールドベアリングは乾燥して回転をみましたが

中のグリスはまだ残っているようでした。

ですのでそのまま。

 

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IARのワンウェイベアリング部分も砂が噛んでいると嫌なので洗浄しました。

 

 

ハンドルの内部のベアリングもシールドベアリングですが

ここも回転は悪くないようなのでそのままです。

 

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ピニオンヨークにもグリスが少し残っていました。

大事な可動部には多めにグリスを散布していたのが良かったようです。

 

 

ヨークホルダー、リフト、キックレバーなどの

プラスチックパーツも可動部品ですので

薄くグリスを散布していますが、

これは全て流れて油分はありませんでした。

 

 

賛否両論ありますが

私はプラスチックパーツの可動部品にもグリスは散布します。

 

 

 スペック  危険物第4類第4石油類該当

       主な成分 オリジナル100%化学合成ギアグリス

      ※下記のような成分は一切含まれておりませんのでご安心下さい

        樹脂やゴムを劣化させる有機溶剤分や空気中の水分と容易に

        化学反応して変質するエステル系オイル・添加剤

        発がん物質として医学的に認定されている、車用ギアーオイルの減磨耗剤

        高温になると分解変質して毒性ガスを発生する

        (指に付着したままタバコを吸うなど)フッ素系オイル

        金属潤滑性がほとんど無いシリコングリス類

        低温状態で流動性が著しく低下する安価なエンジンオイル添加剤

        金属摩擦分野において化学的根拠のないテフロンその他の

        添加剤は一切使用しておりません

IOSファクトリーギアグリスより引用

 

 

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洗浄力は少し弱いんですがプラスチックパーツにも

安心して使えるのでこれを愛用しています。

 

 

自作PCを組んでいる方は結構使用しています。

ですので、それほど繊細ではないリールにはもってこいかと。

 

 

ただ、何度も言います。

 

洗浄力は弱い

 

です。

 

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間の作業画像はありません。スミマセン。

手がグリスとオイルまみれでギトギト、ベタベタですので…

 

 

安定のABUです。

部品があまります。

 

 

不足しているよりはいいんですが、

初めてABUのリールをバラす方は焦るかもしれません。

 

 

ですが、これがABUリールのデフォルトです。

生産国も関係ありません。

どちらの国で生産したリールでもおこります。

 

 

ちなみにチェックメイト(パイロットガイド)の下部のワッシャーと

レベルワインダーチューブブレーキ側に入るワッシャーです。

 

 

いつものしっとり軽い巻き心地のリールに戻せました。

 

 

*ソルトでの使用にはまた違うグリスやオイルの散布方法があります。

あちらは使用後に真水でリールを洗いますのでそれなりの散布方法です。

 

 

 

 

 

水没させたリールをオーバーホールしてみてわかったこと

 

•オイルとグリスは水で意外と流れてしまう

 

•オイルとグリスが流れてリールのボディに付いたままだと汚くなる

 

•砂やジャリがリールの部品に噛むこともある

 

•スプール両端のベアリングはオイルが切れてもドライ状態で

使用できるセラミックボールベアリングが良い(砂やジャリが噛まなければ)

 

 

私はリールを水に浸して魚と並べて写真を撮ったことはありませんが

(BLACK9のときの写真は細心の注意をはらいました)

今回、初めてリールを水没させてしまってわかりました。

リールのグリスとオイルは水に流れます。

 

 

みなさんの動画や画像でリールを水に浸して魚と

並べて写しているものが時々見られますし、

見せて頂いていますがリールを水に浸したり

水につけてしまったりすることは辞めたほうがいいです。

 

 

これからの季節は大物が出ます。

リールは水につけたり浸したりしないようにして

メモリアルフィッシュと記念撮影して下さい。

 

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