渓流ルアー ナイロン→PE→ナイロン→PE 決定版のラインだと思う DUEL アーマードF+

スピニングリール時代はナイロンラインからのPEライン&ロングリーダーシステムに そして渓流ベイトへ
スピニングリールで渓流ルアーを
やっていたとき最初はナイロン
ラインでした。
みんなそうだと思いますが、例に
もれず私も初めはナイロンライン。
まあ…ルアーを無くすことが
多かったですね。
一日に5コもルアーを無くすと
へこむへこむ…
それでもヘタクソですから
ナイロンラインを使わざる
を得ない。
そうすると次第にキャステイング
も徐々にうまくなってくる。
だんだんルアーを無くす数も
減っていきました。
そしてデカイ奴を釣るために今度は
ルアーを沈めることを覚える。
またルアーを無くす数が増えていく。
頭を抱える…
そんなときに雑誌で知った
渓流ルアーにPEラインを使う方法。
それに書いてあった魅力的な言葉。
「フックを伸ばしてルアーを
回収出来ます」
私はこれに飛びつきました。
「これで悩みは解決だ!」
と思いました。
ちなみに当時プロから素人まで含めて
渓流ルアーでPEラインを使っている
方は土肥英司さんだけだったと
思います。
雑誌で見た当時は土肥さんも若くて
イケメンで茶髪ロン毛。
「顔だけ交換してくれ!!」
と何度思ったことか…
当時の土肥さんのPEライン使用時の
タックルセッテイングは…
うろ覚えになりますがリールは
スピニングの2500番にPEラインは
1.2号、リーダーは銀鱗を使用
していたような。
ロッドはたしかUFMウエダでした。
当時も現在も渓流ルアーで使う
リールは1000番~2000番です。
ずいぶん大きなリールを使う
もんだと驚きました…
たしか2500番のリールを使うのは
ライントラブルとラインの放出を
良くするためでしたかね。
さっそく私も土肥さんのマネをして
やってみることにしました。
私の当時使っていたスピニングリール
はカーディナル。
インスプールのリールでPEラインを
使うのって大丈夫なんだろうか?
という不安はあったものの、誰も
やっている人がいないので自分で
試してみるしかない。
まずはPEラインとリーダーを
購入しなければ。
選んだPEラインはラパラ
サフィックス 832の1.2号でした。
「GOREが入っていて風に強い」
これが理由です。
リーダーはなんだったっけ…
VARIVASスーパートラウト
アドバンスVEPの8lbかな。
リーダーとの結束は本で死ぬほど
何回もおさらいをして覚えた
FGノットです。
樹脂ラインからPEラインに移行して
戸惑いはありましたが一日も使えば
慣れていきます。
そして慣れた頃に根がかり。
恐る恐るゆっくりとPEラインを腕に
巻きつけて自分自身が後ろに
下がってみます。
「うあ~本当にフック伸ばせるの
これ?ライン切れそうなんだけど」
PEラインなんて初めて使う私の
正直な感想です。
ムニュ~という感覚と共にいきなり
抜けるテンション。
「切れた!」と思いました。
リールのハンドルを巻いて回収
するとミノーが見えました。
「マジか!やった!!」
嬉しさと感動です。
そしてまたしばらくPEラインを
使っていくと不満ができました。
PEラインなので水を切ってしまう。
なのでスプーンを使って釣るときに
ラインにドラッグがかけられない。
これは予想外でした。
フックを伸ばすことしか
頭になかった…
考えた末にショートリーダーでも
フックを伸ばせるんだからロング
リーダーでも大丈夫じゃないか!
となりました。
これも実践してみるとバッチリ
でした。
リーダーの長さは5ヒロとって
いました。
こうしてスピニングリールでの
渓流ルアー釣りを楽しんでいると
ブラックバスの釣りのときの
ベイトリールを渓流でも使って
みたくなります。
泥沼の始まりです。ですがここは
長くなるので端折ります。
手に入れた渓流ベイト用のロッド
ブラックバスの釣りベイトリール。
渓流ベイトの始まりです。
渓流ベイト ナイロンライン 根がかりなどでフックを伸ばしてルアーを回収できなくてPEラインの引っ張り強度に後ろ髪を惹かれる PEライン&ロングリーダーシステムを試す
ブラックバスの釣りのベイトリール
を渓流に持ち込んでの釣りが
始まりました。
ラインはバスのときは16lb~25lbの
フロロを使っていましたが渓流魚
ではここまでの太さのラインは
いりませんしフロロ自体もそれほど
扱いやすいラインではありません。
そしてスピニングリールでPEライン
を使ってロングリーダーで釣りを
しているときにわかりましたが
ナイロン8lbを使うと飛距離が
落ちます。
これを考慮して渓流ベイトでは
間をとってナイロン6lbを使うこと
にしました。
渓流ベイト専用のロッドが開発されて
専用ロッドなんてなくて流用で
なんとかかんとかやっていたのとは
わけが違いました。
普通に渓流ルアー釣りが成立します。
凄いよな…とシミジミ思いました。
そうこうして楽しんでいると
忘れていた根がかりです…
「うあちゃ~やっちゃった…」
ラインを腕に巻きつけてゆっくり
後ろに下がってみます。
ブチッ
ラインが切れる音と共にテンション
が抜けました。
「だよね~当然切れるよ」
初めはそれほど気にはならなかった
んですがやっぱりルアーを無くす
回数が増えるごとにPEラインの
引っ張り強度が恋しくなる。
デカイ奴は深場にいる
狙うにはルアーを沈めるしかない
でもルアーは値段が高いから
できるだけ無くしたくない。
そうだ!やってみるか。
スピニングリール時代にやってた
PEライン&ロングリーダーシステム。
ナイロンラインやフロロの
樹脂ラインしか使ってこなかった
のでPEラインの種類など知らない
からまたサフィックス 832を購入。
リーダーも同じものです。
PEラインを50m巻いてリーダーを
5ヒロとりました。
スプールにPEラインとリーダーの
結束部分が見えます。
大丈夫かな?
一抹の不安はありますがキャスト。
シュルルルルー
ガッ
プチ~ンッ
ああ…ミノーが~
「やっぱダメか…」
不安的中です。
PEラインとリーダーの結束部分が
巻いてあるPEラインに引っかかり
スプールがロックします。
おまけにバックラッシュも…
結束のFGノットを締め込み
結び目を限りなく小さくしても
変わらずにロックします。
試しにショートリーダーで結束を
巻き込まないようにすると普通に
投げられる。う~ん…
スプーンのときがな…
ラインにドラックがかけられない。
「ダメだこりゃー」
渓流ベイトはナイロンラインで
やるしかない。
だってスプーンは使わないって
選択肢がないもの…
「スプーンは絶対必要」
引っ張り強度と樹脂ラインの扱いやすさを併せ持つPEラインDUEL アーマードF+を見つける そして購入してみた
しばらくは渓流ベイトは
ナイロンラインでやっていました。
でもやっぱりルアーを無くすのは
キツイ。
なので日々情報は集めたり
探したりしまくります。
そんな中で見つけたとあるブログ
の使用タックル紹介の一部。
ライン[ アーマードF+]
んん??アーマード??
なんだこれ。初めて見た。
ちょっと検索と。
DUELから出ているんだ。
DUELか懐かしいな…
五十嵐洋さんSTOOPあったな…
そういえば当時DUELからも
渓流ルアー用のラインが出ていた。
深緑っぽい色で視認性が悪そうで
敬遠していたけど…
気になったので調べてみた。
なるほどコーティング系のPEライン
ではなく中に閉じ込めるみたいな
感じか!
外側の樹脂はフロロカーボン。
「あれ…これ…良いんじゃね!」
PEラインの引っ張り強度は欲しいし
外側がフロロカーボンの樹脂だから
スプーンを使うときにもラインに
ドラックがかけられる。
それとナイロン樹脂じゃなくて
フロロ樹脂だから沈みも期待
出来るぞ。
ということで購入してみました。
200m巻きが欲しかったので
DUEL アーマードF+ Proを購入
しましたが私の購入したものは
現在ラインナップにありません。
なので在庫処分品かな…
それと私の場合はラインにドラック
をかけるのとフックを伸ばすことに
重点を置いているのでラインの
太さは1号を選んでいますが
普通に使用する分には0.6号とか
0.8号でもいいかと思います。
現在は200m巻きはアーマードF+
になっていますね。
Proがつく違いがわからないので
こちらでいいと思います。
DUEL アーマードF+を実際に使ってみた感想とリーダーとの結束方法
昨年購入して試すはずが転倒&転落
して鎖骨を骨折してしまい今更の
お試しになっていますが使って
みました。
まず大切なリーダーとの結束です。
このラインはたしかにPEライン
なんですが外側はフロロカーボン
の樹脂になります。そしてリーダー
にするのもナイロンラインです。
ということで樹脂と樹脂の結束
になります。
一般的なPEラインとリーダーに
使う結束で有名なFGノットは
DUELでも推奨はしていますが
0.6号以上です。
そして私の購入したアーマードF+
は1号です。
FGノットは可能です。
でも私は樹脂と樹脂の結束に
FGノットは必要ないと思いました。
なので今回は他の結束方法で
やってみることにしました。
とりあえずFGノット以外の結束
なんて知らないのでここはDUEL
さんの動画を参考にして
ロックフィッシュの折本さんが
実際にやっているノットを試す
ことにしました。
オルブライトノットですね。
結果これは私にはダメでした
うまく締め込めなくてキャストした
ときに結束から切れて数個ルアーを
無くしました…
どうもリーダーにしたナイロンライン
の締め込みがうまくいかない…
おそらく私の使うナイロンラインの
リーダー8lbが細すぎるんだと
思います。
なのでもっと簡単にできる強い結束
を調べてみました。
散々調べてたどりついた強くて
簡単な結束がこちらです。
たわら結び=トリプルエイトノット
これは海の釣りで多用されること
が多いノットになります。
私の知る限りでは磯ウキフカセ釣り
で使われています。
道糸ナイロンラインの2~3号に
ハリスがフロロカーボン2号とか。
狙う魚種はグレやヒラマサなど。
これならば渓流や本流のトラウト
でも十分に安心できるノットだと
思います。
追記3回でトリプルエイトノットに
なりますが4回でクアドラプル
ノットにしてもいいです。
より強くはなりますがノットの
結びのコブがトリプルよりも
少し大きくなります。
ちなみに磯で有名どころの方々の
ノットは
平和卓也さんがダブルエイトノット。
松田稔さんがトリプルサージェンス
ノットです。
松田さんのトリプルサージェンス
ノットは私も試しましたが少し
面倒臭かったです。
他にも磯ウキフカセ釣りで使われる
ノットはストロングノットというの
もあります。これも面倒臭い…
それとトリプルエイトノットの
デメリットもちゃんとお伝えします。
結束部分の結びコブがFGノット
よりも若干大きくなります。
見ずらいかと思いますがFGノット
よりも平らじゃなくてゴツゴツした
感じがわかりますかね…
これで何が悪いのか?というと
結びコブが大きいためにガイド抜け
が悪くなります。
するとどうなるか?飛距離に影響が
でてきます。
このデメリットは覚えておいて
下さいね。
ということでデメリットは少しある
もののDUEL アーマードF+
でリーダーとの結束は紹介した
トリプルエイトノットが最強です。
簡単、早い、強い。
フックを伸ばせる引っ張り強度は
本当にこのアーマードF+には
あるのか?ですが…
たしかにありました。
平水よりも1.5mほど増水した後の
隣県の本流にデカイ山女魚が差し
てきてないかな?と思い釣りに
出かけてみましたが、居たのは
デカイ山女魚じゃなくて本物の
サクラマスでした。
紛い物の鱒じゃありませんよ。
堰堤から少し下流の太く重い
流れに定位していたものを
掛けました。
アワセも決まり流れにのって
下るかな?と思いましたが流れから
一切離れず重い首振り4回でフックを
伸ばされました。
ドスドスドスドス「あ!!」
っていう感じでした。
新品のミノーなのでフックも新品。
キレイにのされました。
山女魚狙いでまさかサクラマスが
出ると思っていないので致し方
ありません…
でもこれでアーマードF+で#12の
トレブルフックが伸ばせるのが
わかりました。
根がかりでも大丈夫でしょう。
それにリーダーとの結束の頑丈さ
も証明できましたかね。
それとフックを伸ばすのに大事な
結束がもう一つあります。
スナップとの結束ですね。
これは私もずいぶん悩みました。
ズボラゆえ頻繁に結び直しを
やらない…
キャスト切れや根がかりで何個
ルアーを無くしたことか…
なのでこれも調べまくってズボラで
頻繁に結び直しをしなくても丈夫な
ダブルユニノットで結束しています。
https://www.youtube.com/watch?v=axMNXMV4YmY
結束ノットは他にも沢山ありますが
ライン1本で結ぶよりも2本で
結んだほうが丈夫なんじゃないか?
という単純な理由でこのノットを
好んで使っています。
実際に#12トレブルフックも
伸ばせているのでこれでいいか!
というのもありますが…
渓流ルアー釣りで切っても切れない
悩ましい問題があります。
蜘蛛の巣
「はいはいはい」ですね。
ナイロンラインならなんら問題では
ありませんが、これがPEラインを
使うようになると凄く厄介な問題に
なりますね。
私もスピニングリール時代にPEライン
を使っていたときに難儀しました。
何をやっても蜘蛛の巣が取れなくて
もったいないけど蜘蛛の巣が付いた
部分からPEラインを切るしかない。
「あ~ナイロンラインならな~」
と何度思ったことか…
それもこのアーマードF+なら解消
出来ます。
渓流に行ったときに実際に試して
きました。
せっかく巣を張ったのに蜘蛛さん
ゴメン…
結果はわかっています。
樹脂ラインですからね。
ナイロンラインと同じ要領でライン
に付いた蜘蛛の巣をシゴイてノット
の部分まで送ります。
あとはナイロンラインのときと同じく
カットして蜘蛛の巣を取り去り
ラインを結び直すだけです。
これが嫌で渓流ルアーでPEラインを
使わない方も多いんじゃないかと
思いますがアーマードF+なら
ナイロンラインと同じ感覚で
使えると思います。
追記
ラインの感度についてですが
先だって尺ヤマメを釣ったときに
前アタリがありました。
それを「あれ?」という感じで
気がつけたので悪くはないと
思っています。
最後にデメリットその2ですが
フロロカーボン特有の巻グセ
がありますね。
これは如何ともし難いんですが
嫌な方には嫌なはずです。
どうでしょうね…
私の場合はブラックバス釣りの
ときに散々フロロカーボンは
使ってきましたので
「こんなもん」
という感覚なんですが…
初めてこのラインを購入して使う
方々がどう思うか…
おそらくこれが不満になるのは
否めないんですがね。
これさえ気にならなければ
良い釣り用のラインだと
思います…
なんだか最後におすすめしずらく
なってしまいました…
でも…
良いラインですよ!!